双子育児でかかる費用がすごい【父親目線】

こんにちは。

税理士の小西です。

私事ですが、去年の12月に男の子と女の子の双子を授かり、突如 二児のパパになりました。

双子を出産、育児をする過程で、「双子だからこそ必要になった」という費用が山ほどあります。

「おさがりができないから」「なんでも2倍だから」・・・

いやいや、それだけではありません。

双子育児を体験しているからこそわかる「お金事情(父親目線)」について、妊娠~出産までの実体験をまとめてみたいと思います。

 

1.まずは出産までの病院代

 

多胎児はリスクが高いです。

リスクが高いために大きな病院で準備することが求められます。
さらに健診回数が多いので、病院代が積み重なってきます。

 

≪予想外な病院費用≫

①自治体の助成金(助成券)は子供1人分しか援助されない

→ 多胎児の援助は考えられていません。もう1人分は自己負担

②リスクが高いので、2週間に1度は病院通いが強制

→ もちろん1人分しか援助されていません。さらに助成券が途中でなくなるので、その後は完全に自己負担

③検査が多い

→ 自主的な検査なので、全額自己負担

 

これらの費用は双子あるあるです。

病院代は1回 5,000円程度
検査は1回  50,000~100,000円程度

実は金銭面の負担が生じる理由は病院代だけではありません。

 

2.出産準備(父親編)

 

ママは出産に向けて、双子の出産後に必要な服の準備、職場で産休の手続きを行います。
一方で双子の場合は、父親のサポートも必要になってくるので、父親も準備をする必要があります。

≪父親が行う具体的な準備≫

①退院後のことを考え準備

→ 双子用ベビーカー、チャイルドシート2台など ※車が小さいと買換え必要

 

②引越しの検討が必要

→ 万が一、早産になるリスクを考え、出産を予定している病院にすぐに行ける必要があります。またいきなり家族が2人増えますので、部屋数の確保が必要。

私の場合はもともとはワンルームの単身用マンションで妻と2人+子犬でとてもとても狭い部屋に住んでいましたが、

妊娠5か月ごろには3LDKのファミリーマンションに引越しました。

引っ越し費用・敷金・礼金で60万円くらいは吹っ飛びます。

 

③勤めている会社での勤務している部署の異動・配置転換が必要

→ 妊娠中から奥さんの生活のサポートが必要です。

妊娠間近になるとおなかの重みだけで10キロ近くなり、人としての通常の生活が難しくなります。

そのため男性は、定時に帰れる部署(急遽休んでも大丈夫な部署)に転籍が必要です。

総務系の部署に異動し、残業代がなくなり、仕事の難易度も下がるので固定給も余裕で下がります。
実際、私は手取りが半分になりました。。。

 

④生まれた後はどのような働き方で給与はどうなるのか、という未来の不安が常に頭の中を走り続ける

→ 病院代などで支出が増えるだけでなく、収入が減ります。。。
笑えます。
しかも、双子は一般的にはレアケースなので、職場からの理解は簡単には得られず、相談しにくい空気が漂います。

 

ただ何よりも大変なのは奥さんなので、早め早めにこれらを準備して安心できる環境を整えていく必要があります。

 

3.出産費用

 

出産費用は双子の場合負担がないよ~と病院から言われます。が、これは本当です。

 

健康保険から、出産一時金として子供1人につき原則42万円なので、双子の場合は84万円もらえます。

出産費は病院によって異なりますが、双子を出産しても84万円を超えることはほとんどないので、トータルプラスになります。

ただ出産してから約4ヵ月後に病院代と差し引きしたプラス部分がやっと入金されるので、キャッシュフローで考えると最悪です。

 

出産後は双子ということで、お祝いが多く、キャッシュリッチになります。
そんなときに出産一時金のプラス部分をもらえるのは嬉しいは嬉しいですが、助かった感はありません。

ベビーカー等を購入するときが一番苦しいのでそのときに欲しかったですね。

※ベビーカーはAirBuggy 一択です

 

4.最後に

 

実際に多胎児の親になってみないとわからない苦労があり、それを周りにすべて理解してもらおうとするのはなかなか難しいことです。

特に男性の場合は、職場に環境を整えるために異動なんてとても言いにくいと思いますが、
自分で発信しないと周りは多胎児の苦悩なんてわかりません。

相手や周りに期待するのではなく、自分で環境を整えていくことが大切です。

 

 

以上です。

 

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